ADHDで社会不安障害の私がフードデリバリー(配達員)をしてみた感想
最初に感想から言いますと、初めて1件目の配達を終えた時
え!?こんなんでいいの?
これでお金をもらえるの?
っていう感じでした。
ものすごく簡単でストレスもなく完了しました。
私がフードデリバリー(配達員)をしてみようと思った理由
日給で配送の仕事をしているのですが盆休みが10日程長くあり8月の収入がかなり少なくなりそう、障害年金が停止になっても生活出来る方法を考えないといけないというのが発端でした。
なぜアルバイトでなくフードデリバリーなのか
人と関わらなくて良いから
一番大きな理由はこれです。
私は社交不安障害の診断を受けていて、おおまかに下記のような特性があります。
- 人前で話す事が恥ずかしい。
- 他人と同じ空間が緊張してしまう。
- 視線が怖い、緊張するので視線を感じると頭が真っ白になる事がある。
会社の中で働くという事が、なかなか難しく、働いたとしても恐らく不安障害のない方の何倍も疲弊してしまいます。
どこまで人と関わらなくて良いか(登録)
私が現在稼働しているのはUberEatsと出前館なので、この2つについてになります。
まず、履歴書が不要!
転職を繰り返して職歴が溢れんばかりの私でも気にしなくていい。
面接も不要、全てオンラインで完結!
面接で緊張することもなく、誰とも一言も話すことなく登録するだけでいい。
どこまで人と関わらなくて良いか(稼働)
商品受け取り時(ピックアップ)
スマホのアプリを起動して、オファーが来るのを待つだけでよい。
オファーが来ればタップするだけで、地図アプリがお店まで誘導してくれる。
注意事項など書かれているが、自分のペースでゆっくり読めば良い。
お店に着いたら店員さんと会話しないと。。。という不安もありましたが、下記の会話だけ出来れば良いので私は大丈夫でした。
「ウーバーイーツです」
もしくは
「出前館です」
番号お願いします
OOXXOOXXです
OOXXOOXXですね、はい、お願いします。
お預かりします
挨拶、番号、お預かりします
基本この3つしか会話がないです。
緊張して噛んでもなんとかなると思います。
商品配達時(ドロップ時)
商品を受け取ったらバッグに入れて、スマホで配達開始をタップして地図アプリに従って配達する。
到着したらインターホンを押して挨拶して商品を渡す
「ウーバーイーツです」
もしくは
「出前館です」
ありがとうございます!
これだけです
置配のお客様に至っては、会話ゼロで完結します
結構な割合で置き配が多くて、私は置き配だとホッとします。
現金代引きは私は行っておりませんので、お釣りを渡す事もないですし基本は上記のやりとりだけです。
困った時は
ただし、住所不備などで迷子になったりイレギュラーな事もあります。
アプリでサポートセンターへ問い合わせてみよう
アプリでお客さんへ聞いてみよう
アプリ経由で電話かチャットで質問をしたりする事もあります。
毎回ではないし割合はかなり低いです。
稼働は1人で時間は自由
アルバイト含め仕事は基本、何時から何時、この場所でと拘束される事になると思いますが、このお仕事は好きな日時に始めて好きな時間に休憩して好きな時間に終了する事が出来ます。
そして1人で完結するので誰かと一緒で気が重いなど対人関係のストレスはないです。
まとめ
- 登録はオンラインで履歴書や面接は不要。
- 1人で完結できるので同僚や上司など気を使う必要がない。
- お店からお客さんまで、挨拶と番号とお礼位しか会話がない。
- 問題があっても、ほぼチャットで解決できる。(出前館はサポートセンター電話となります。)
- 方向音痴な私でも地図アプリでたどり着ける。
- 好きな時間に働ける。
これは社会不安障害の私の特性からすると、すごく働きやすい環境です。
私はバイクで稼働していますが、車や自転車、そして徒歩という選択肢もあります。
就職は精神障害者にとってハードルが高いので、就職までのつなぎや、運動不足解消、外に出ることへのリハビリとして良いかなと考えています。
方向音痴で何のスキルもない50過ぎの私が副業で始めて5ヶ月で50万円程の収入を得る事が出来ました。
この金額が多いか少ないか割に合うか合わないかではなく
A型事業所、障害者雇用、年金受給、クローズでお仕事などで生活がギリギリもしくは自立が出来ない人にとっては良いのかなと個人的には考えています。
もし、興味がある、やってみたいな、でも不安だなという方がいらっしゃれば、Twitterからご相談いただければ、同じ精神疾患持ちの立場から向き不向き等踏まえてお答えさせていただきます。